関西近世考古学研究会
オンライン大会(試験版)

「近世都市の発展と産業(予察)」

(終了しました)

 

 

 

 近世都市と産業の関わりについては、1995年開催の第7回大会で取り扱った。その後、四半世紀が経過して日本各地で近世都市の発掘調査が格段に増加したことにより、城下町をはじめ近世都市に関する知見は豊かになった。そして、出現当初より支配者の論理だけでなく都市民の要求などによって拡大・発展することが明らかにされてきた。
都市における各種産業は、職種により、時期を経ることで立地場所が移動するものがある。火を扱う精錬や鋳造・鍛冶などの金属関連産業や窯業が特に顕著であるが、それ以外に骨加工などでもそうした事例がある。
昨今、産業に関する考古資料が蓄積されたことから、四半世紀の間の蓄積や新見解を収集し、都市における産業の立地条件やその変化から都市の拡大などが見いだせるのか、再検討を行う。今回の大会では、とくに産業配置に焦点をあて、都市の発展過程を再検討する。
しかしながら、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大により、通常の形式で大会を開催することは困難であり、やむなく来年に延期する。ただ来年も開催が可能であるか不透明であるため、今年は新たな大会の開催手法を模索するために試験的にオンラインで実施することとし、上記の問題意識に基づいた予察報告2本と討論で構成するものとする。 

開催日 : 2020年12月5日(土)

開催方法 : オンラインで開催


<大会プログラム>

予察報告の事前配信(11月13日(金)より配信予定):

①小田木富慈美 「近世大坂の金属生産に関する予察」(仮)

② 市川 創 「近世大坂の瓦生産に関する予察」(仮)

※参加申込み者には、報告資料のダウンロードパスワード及び報告動画のアドレスをご連絡しますので、事前に視聴して頂きます。 

 

12月5日(土) ※Zoomを用いてオンラインで行います。

13:30  Zoom会議室への入室開始(入室後、近況報告などのフリートーク時間)

14:00   開会挨拶 会長:松尾信裕

14:05   討論(※)

15:05   閉会挨拶 事務局長:嶋谷和彦

15:10   事務連絡 事務局

15:30   (散会)


(※)討論の実施方法:
 ・Zoomを用いてオンラインで行います。
 ・参加資格: 事前に当日討論への参加を申し込んだ方(下記の申し込み区分:b)
  のみ、Zoom会議室への入室を許可します。
 ・進行方法: 事前に頂いた質問、及び当日にZoomで頂いた質問をもとに、討論を
  行います。
 ・事後配信: 研究会への参加申込みを行った方全員(下記の申し込み区分:a・b
  とも)に、後日、討論を記録した動画を視聴するためのアドレスを配信します。

 

<参加申し込み方法>

以下の内容を記したメールを、【申込先】のアドレスに送信して下さい。
【記載内容】
①氏名(必須) ②所属(任意) ③連絡先メールアドレス(必須)
④申し込み区分
(a)予察報告の視聴、事前質問、討論記録動画の事後視聴、について申込む
(b)(a)に加え、当日討論への参加を申し込む
   ※応募者多数の場合、(b)区分は先着50名とさせて頂きます。

・討論での発言時には、「ビデオ」をオンにすることを原則とします。そのため、
発言時の音声と映像は電子データとして記録・配信されます。(b)区分に申し込み
頂いた時点で、これらの事項に同意いただいたものとみなします。
・Zoom会議室のアドレスや質問方法などの詳細は申し込み受付時にご案内します。

【申 込 先】taikai2020@kankinken1989.sakura.ne.jp 

【申込期間】2020年11月13日(金)~11月27日(金) 12月3日(木)

 

<質問について>

①事前質問と②当日討論での質問、の2つの方法があります。
【①事前質問】: 申し込み区分に関わらず行って頂くことができます。
・質問受付期間: 2020年11月13日(金)~11月27日(金) 12月3日(木)
・質問送付方法: メールあるいはホームページ上のフォームを予定しています。 【②当日討論での質問】: 申し込み区分(b)の方のみ行って頂くことができます。
発言方法は以下の流れを想定しています(申し込み受付時に決定事項をご案内します)。
・チャットで質問内容の概要を送信→司会による指名
→音声とビデオをオンにして発言。
※①・②とも、質問を頂いた場合も、討論で取りあげることができない場合がありますので、ご了承下さい。

 

<参加費>無料

 

<連絡・問い合わせ先>

taikai2020<a>kankinken1989.sakura.ne.jp
   ※<a>を@に代えて送信して下さい。
   ※返信に数日を要する場合がありますので、ご了承ください。

 

<そのほか>

・今回のオンライン大会(試験版)は実施方法についてのテストと位置づけます。そのため、会誌『関西近世考古学研究』の作成は行いません。また新たな試みであるため、実施に当り諸々の不手際等が生じるかと思いますが、ご寛恕頂けましたら幸いです。
・インターネットを介したデータの閲覧やZoomの使用に関して、当会では技術的なサポートは致しかねますので、ご了承ください。

 

案内PDF(約200KB)